無外流居合術教範

無外流居合術教範

『無外流居合術教範』

本書は、塩川寶祥先生が無外流の制定形を定める際の資料と、塩川先生の口述による解説を先生の文章として制作したものです。
現在無外流が一般に指導、普及に伴い、大人数での合同稽古、審査、大会を重ねるようになり、統一した制定形の必要性が生じるようになりました。
そこで塩川先生の指導の下、無外流の制定形を定め、これから学ぶ人達のために本書の形にまとめました。

塩川先生は、一般の稽古の時は「それでええ」「どちらでもええ」とおっしゃつていました。細かいことよりも技の本質を考えさせたいという無外流らしい指導の仕方であったと思います。
しかし、それは良い面と悪い面があり、弟子の動作がそれぞれに違ってくるという状況が表れてきました。
私自身、塩川先生の高弟の先生方に直接ご指導をいただいたものですが、それぞれの先生に微妙な違いがありました。はじめは困りましたが、そのうち「使い分け」ができるようになり、教える先生に合わせて学ぶことができるようになったものでした。
私としては、それはそれで古武道の世界として当然のことと思っておりましたが、一般に指導、普及するようになり、大人数での合同稽古、審査、大会となってくると、統一した制定形の必要性を感じるようになってきました。その点を塩川先生に相談したところ、これから学ぶ人達のために本書の形にまとめ、制定してくださいました。 (岡崎寛人—あとがきより抜粋)

【主な内容】
Ⅰ.無外流居合兵道とは/Ⅱ.基本事項=1.柄の握り方(手の内)〜6.基本形/Ⅲ.表之形——形動作=1.五用〜4.走り懸り/Ⅳ. 表之形——分解=1.五用〜4.走り懸り/Ⅴ.太刀打之形=1.北斗、2.太白、3.稲妻、4.霞、5.流星

 

著  者 塩川寶祥
定  価 12,000円+税
判型 ・頁数 A4判上製函入212頁
概  要 無外流の統一制定形を基本形から分解まで詳解。さらに無外流居合兵道の歴史、柄の握り方(手の内)などの基本事項も解説。
発 売 日 2017年9月15日
ISBN 978-4-434-23688-4

 

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