武研について


武研(武術と心体研究会)案内

武術の技は、気の遠くなるような永い時間の中で、無数の先人たちが貴重な体験を積み重ね、研究し、修練し、稽古体系を確立して練り上げたものです。そうした技、稽古体系は、後進の手によって絶えず研究され、改良され、延々と今日まで受け継がれてきました。そうすることによって、人間の肉体と精神を極限まで鍛え、武道として昇華されてきたのです。

なぜ「武術」にこだわるのか? それは人間が生きていくうえにおいて肉体と精神、そして闘いの問題は避けて通ることができない。その一つの方向性を示しているのが武術だと思うからです。

日本が世界に誇れるものは「東洋の直感」と「武術」に代表されるのではないでしょうか。しかし明治以降の日本は西欧化を急ぐあまりに自らが持っていた良き感性と文化を捨ててしまった。特に敗戦後はアメリカ的な合理主義に心を奪われ、目先の利害に右往左往しているように見えます。その典型がバブル経済と原発推進、環境破壊だと言えるでしょう。

そこで、人間が個として充実した人生を歩むとともに他を益する自他共栄の世界を築くため、武術の根源を考え、研究し、発言をしていかなければなりません。そのための一歩として「武術と心体研究会(武研)」を1998年9月1日に結成しました。

以来6年余の歳月を経てこの度、その発言の一形態としての『武術と心体』創刊(2005年1月)が実現しました。今後1~2回は特集方式で発行し、以降は「武、術、心、体、鍛錬、健康、宇宙」をテーマに編集・発行(不定期)していきます。

武研(武術と心体研究会)への誘い

武研(武術と心体研究会)は1998年9月に発足した民間の研究団体です。これまで月1回の会合と年2回の懇親会(東京・神保町他)を行ってきました。
参加者は現在、出版関係者と武道家、武道愛好家が中心です。会合への参加者および『武術と心体』への執筆者をお待ちしています。

連絡先
〒112-0011 東京都文京区千石2-22-3  (有)気天舎内 武研事務局
E-mail:buken@kitensha.co.jp 武研事務局

※連絡はメールか郵便でお願いします。